★老境を少し理解できる年齢になりました──最新、私のプロフィール

エッセイ

ジャーナリスト石川秀樹です。
今は「家族信託」の専門家。
相続対策の総合プロデューサーとして
静岡市で行政書士事務所を開いています。

老後は、財産があってもなくても問題山積みですね。
私は今68歳。まだ「老境」なんて全然わかりません。
一昨年正月、90歳の父が脳梗塞で倒れました。
年賀状の返事を書きに事務所に行き、帰宅してようやく私は異変に気づきました。
貴重な数時間をひとりでいたため回復不能。
医師から5日目に「鼻からチューブ、どうしますか?」と尋ねられました。
経鼻胃管栄養、「延命どうしますか?」と聞いているのでしょう。
高齢だとこうして命を”値切られる”のか………。
「父はまだ生きているのだよ」私は無論、医者をにらみつけました。
(こいつ、息子の私に生死の判断を求めようとしている!)

父はほどなくして回復、リハビリに励み自力摂食に戻りました。
しかし半年後、誤嚥をきっかけにチューブに戻された後は痰が喉に絡み苦しみました。
誤嚥肺炎を繰り返しながらも口から食べるための努力はやめず、まさに病いと戦う日々。
脳梗塞から1年半後、命を使い切って亡くなりました。

父は「風邪をひいた」「紙で指を切った(父は書家なので)」など小さな病気やケガにはぐずぐずいうのに、
今回の病気についてはただの一言も愚痴をこぼしませんでした。
<命の限り生きていいんだな>と、父の変化を私は勝手に解釈してそう合点したのです。
私も少し歳をとったのかも。

夫婦仲良くいつまで生きていられるでしょうか。
ひとりになったらどれだけ寂しいだろうかと、たまに想像します。
老後の問題はいろいろあるでしょう。
でも、ひとりで悩まなくていいんじゃないかな。
みんな同じ。
平気な顔をしていられるのは家内がいてくれるおかげです。
頼っているんです。

 あなたの問題はなんですか?
その正体が分からなくて、なお不安なのかもしれません。
そういう方の「不安」をお聴きしたいと思います。
相続対策なんて野暮なこと言わないで、なんでもご相談ください。
真剣に聴いて、そして全力で考えます。
専門知識を持った仲間たちもいますから、
大丈夫、必ず答えは見つけられると思います。
一緒に答えを探していきましょう!

石川秀樹

〈取扱い業務)
家族信託はオーダーメードの、生前から始める相続対策です。
そうです、家族信託は二刀流。認知症と相続の問題を解決します。
「遺言を書きたい」「相続税対策」「事業承継」を考えている方はご連絡ください。
著書に『認知症の家族を守れるのはどっちだ!? 成年後見より家族信託』
『家族信託はこう使え 認知症と相続  長寿社会の難問解決』

石川秀樹行政書士事務所
・住所:静岡市葵区沓谷一丁目3-16
・TEL:054-246-0924      080-3202-0207
・Fax:054-246-0924
・E-mail:hide.27.mail@gmail.com
・WEB:https://kazokushintaku-shizuoka.net/
関連記事 ※実は私、60歳の受験生でした。
★人生に「遅すぎ」なんてない !! 白けた心に、61歳の挑戦が火をつけた。

<詳しい経歴や業務上の実績などはコチラをお読みください> 
◎幻冬舎GoldOnlineの「著者紹介 石川秀樹

<初出2018/9/10、最終更新2022/11/24>

関連記事

静岡県家族信託協会の仕事

週間ランキング

  1. 1

    ★認知症の母の定期預金を解約できますか? 委任状は通用しない。銀行は自宅に電話し意思確認。困ったら「金融庁」の名を出そう

  2. 2

    《完全版》★使ってはいけない「成年後見」。認知症対策の切り札にならない。その災厄は家族を巻き込み、離脱できず苦悩が続く!

  3. 3

    ★任意後見契約はおすすめしない。認知症対策を誤らないでください!

  4. 4

    ★令和の銀行あるある。70歳になるとATM引出し上限1日10万円!年齢差別あり。認知症懸念あれば無策でいるとヤバイ!

  5. 5

    ★なぜ銀行は、親の認知症を知るのか? 本人への意思確認は[委任状 ✕→本人に直接電話 〇]。難しくなった家族の代理!

  6. 6

    ★代理人カードを使え! 認知症による口座凍結を当面は回避できる。あくまで暫定ツール、限界が来る前に次のステップに進め!

  7. 7

    ★こんなにある!認知症になるとできなくなること。自己決定権を奪い、その“災厄”が家族を巻き込む

  8. 8

    ★「父が軽い認知症」と話したら1億円の土地登記を断られた!父と家族信託契約を結べば、受託者の手で再び売買契約を結べる

  9. 9

    ★父の“鼻からチューブ”で考えたこと。もう「延命拒否」とは言わない!

  10. 10

    ★延命したいなら「鼻からチューブ」。父が脳梗塞、家族は突然に最終決断を迫られる!

★よくわかる家族信託の本、発売中!

全国の主要書店で発売中。
Amazonでも購入できます。
<著者石川が無料で相談にお答えします>
上記の本の読者は、本文中のQRコードから「家族信託パンフレット申込フォーム」等に跳びメールを送信ください。著者の石川が質問・ご相談に直接お答えいたします。

★私のおすすめ記事1

  1. ★相続までの「時間差」が20年余 ! ! 楽観消し飛ぶ老後、自身や妻の行く末守れますか!?

  2. 《家族信託事例》★受託者が遠方でも家族信託はできますか?大丈夫、社協の自立支援事業と連携しましょう

  3. ★家族信託で親の預金をどう渡す? 受託者が遠くに住んでいても大丈夫、自立支援事業があります!

  4. ★脳障がいの兄がいるのに、母に認知症のきざし。成年後見でなければ救われませんか? 受益者連続福祉型信託の出番です!!

  5. ★妻に全財産を相続させる”魔法の1行” らくらく遺言 <文例1>

★家族信託へ2つのパンフレット

家族信託は二刀流です!
認知症対策だけでなく相続対策
にも使えるツールなんです。

家族信託のパンフレット

パンフレットをどうぞ
2冊目の「家族信託」の本出版に合わせて家族間契約の手引きになるパンフレットを2種類作成しました。ヒヤリングシートも用意。無料で郵送、またはPDFファイル版はあなたへの返信メールに添付します。
申込みはコチラのメールフォームから。

★私のおすすめ記事2

  1. ★待合室にて、話がやまない老婦人の孤独 「ぜ~んぶ、自分だから……」

  2. ★人生に「遅すぎ」はない !! さめた心に、61歳の挑戦が火をつけた。

  3. ★彼岸と此岸(しがん)のはざまで大切な人を想う

  4. ★『監察医 朝顔』の父・万木平さんが認知症!? 悩みを共有する「家族の力」

  5. ★なぜ銀行は、親の認知症を知るのか? 本人への意思確認は[委任状 ✕→本人に直接電話 〇]。難しくなった家族の代理!

★家族信託などの料金表

★鎌倉新書で家族信託

「鎌倉新書」が運営するサイト「相続費用見積もりガイド」に私の事務所をページを設けました。
私は家族信託遺言を中核ツールとして全国で《相続対策》を行っています。
事例も紹介していますので、ぜひご覧ください。
ロゴから私の紹介ページにジャンプします。

 

 

★家族信託は全国対応しています

TOP